シーシュポスの勝利

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zoom RSS 第2回記述決闘に参加

<<   作成日時 : 2008/01/11 17:09  

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【決闘記述】若き日のヴェルフレイとゴルプスレッド bothhands

 赤い荒野を2羽の騎乗鳥が駈けている。
 片方の騎乗鳥には全身赤色の装束の男が乗っていた。人間の身長ほどの長さの剣が脇に吊ってあった。男の名はヴェルフレイという。のちのレストロオセのニガヨモギ騎士団の1人だが、今は流浪の身だった。戦士として強くなるため辻斬りを密かに重ねたが、実家に露見し、咎められ、ほとぼりの冷めるまで旅することになった。
 もう片方の騎乗鳥には黒い装束の男が乗っていた。装束が風でまくられるたびに裏地の豪奢な刺繍がちらちらとした。男の名はゴルプスレッドという。のちのニガヨモギ騎士団の1人で、このときは放蕩に耽る無用者をやっていた。実家の後継者の長兄は死ぬ気配はなく、その予備として生まれたゴルプスレッドは遊ぶくらいしかすることがなかった。しかし歓楽街で浮き名を流しすぎたので、家名に傷がつくとして、ほとぼりの冷めるまで旅することになった。
 そういうわけでヴェルフレイとゴルプスレッドは旅していた。一緒なのはたまたま同じ時期に追い出され、共通の友人がいたからだった。
 「見えてきたぞ」とゴルプスレッド「あれこそが地獄の門だ!」
 「ふむ。あそこにハルバンデフの剣があるのか」
 「期待してるのか? そういう伝説があるってだけさ」
 「まさか」とヴェルフレイは吊ってある剣を叩いた。「おれはこいつの代わりが欲しいだけだ」
 「それを期待してるっていうんだよ。へい、どっちが先に着くか、競争だ」
 ゴルプスレッドは騎乗鳥を蹴る。騎乗鳥は一声鳴いて加速した。
 赤い荒野を2羽の騎乗鳥が土煙を巻き上げながら駈ける。その先にはすり鉢状の窪地があった。
 先に着いたのはヴェルフレイだった。ヴェルフレイは窪地の縁に騎乗鳥をとめると、剣を背負って斜面を下り、窪地の中心へ向かった。そこには1本の剣が突き立てられ、輝いていた。
 ヴェルフレイは剣を抜こうとした。この頃になってゴルプスレッドはようやく追いつき、斜面を下り始めた。
 「ヴェルフレイ、うかつに触るなよ。罠があるかもしれない」
 「遅いぞ、ゴルプスレッド。もう触った!」
 閃光が青空から剣めがけて落ちた。吹っ飛ばされたヴェルフレイは空中でトンボをきって、体勢を整えると無事に着地した。剣から目を離さずに「何が起きてるんだ?」
 「おそらく土に含まれる鉄分の類を抽出し、自動人形を生成しているのだろう」
 閃光と同時に剣の脇から2本の柱が立ち、その先端が空中で合わさった。それから甲冑をまとった人型になった。
 ゴルプスレッドは自動人形を見上げる。
 「――――こいつは、でかいな。窪地の縁に頭が届いてないか」
 「いや、もう少しというところだな。ところで斬れるとおもうか」
 「無理だろう」
 「そうか。試してみようッ」
 ヴェルフレイは残像を残して跳躍した。上空から自動人形に襲いかかる。
 火花が散った。
 ヴェルフレイは弾き返され、地面に転がった。
 ゴルプスレッドの脇を折れた剣がかすめる。ゴルプスレッドは頬に手をやる。その手に血がついた。頬から血が流れていた。
 「すまない。手を放してしまった」とヴェルフレイ。
 「お構いなく。ところでどうやって斬り伏せる?」
 「斬り伏せられない。剣がないから。殴り倒すつもりだ」
 「剣ならある。そこに刺さっているだろう」とゴルプスレッドは自動人形のそばに突き立つ剣をさした。「抜く時間を作ってやるよ」
 言うなりゴルプスレッドは自動人形に突っ込んだ。
 ゴルプスレッドが影に覆われる。空から巨大な拳が降ってくる。ゴルプスレッドは笑って加速、紙一重で避けた。次の瞬間、その身体が宙に舞った。自動人形は地面に拳をめり込ませると、蟻でも払うようになぎ払った。
 自動人形は右腕を振り上げながら、倒れ伏すゴルプスレッドへ近づく。
 と、自動人形が傾いた。右膝が切断されていた。
 自動人形は地響きを立てて倒れた。しかし腕を足代わりにして前に進み始める。
 「往生際が悪い奴」
 光が走った。
 光が走った。
 2筋の光が自動人形の腕を落とした。
 残った左足でもがく自動人形の脇を通ってヴェルフレイはゴルプスレッドに近づいた。 ゴルプスレッドは立ち上がろうともがきながら、ヴェルフレイに弱々しくいった。
 「どうだい、新しい剣の具合は?」
 「見ての通りだ。最高さ。肩を貸すよ。肋骨が折れては立ち上がれないだろ」
 「ありがとう」とゴルプスレッドは助けを借りてよたよたと立ち上がる。
 ゴルプスレッドはヴェルフレイの剣を見た。
 「こいつだけど、本当にハルバンデフの剣だろうか」
 「ハルバンデフの墓所、地獄の穴にあったんだからハルバンデフの剣だろう」
 「ハルバンデフの死体の投げ込まれた穴は地獄に通じていたと伝説にあった。別に墓所とは書いていない。だからその剣がハルバンデフの剣とは限らない。それにあの自動人形を発生させる装置に見えたぞ」
 「そうかもしれない。だが、どうでもいい」
 「まあな」
 「ああ。なんにしろこいつは良い剣だ」

 以上。
 匿名魔女さんの記述を参考しました。

ゆらぎの神話についてこちらをご覧下さい。
http://bothhands.at.webry.info/200704/article_6.html
この企画の遊び方についてはこちらをご覧下さい。
http://bothhands.at.webry.info/200704/article_7.html

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
女の子のオ●ニーをじっくり見たのはじめて(;゜∀゜)=3
彼女いわくオ●ニーにも前戯があるらしく、最初はナスビ入れてたよwwww
やっとバイブ使ったと思ったら一瞬で死ぬほど潮吹いてるしΣ(´Д` )ナンジャソリャ
見てるだけで6マンはウマかったわぁ(゜Д゜)y─┛~~
http://jazzye.net/nasukko/9shRslJT
マサマサ
2008/06/14 14:37
これ始めたら女釣れすぎwww
いつもテ〃リ嬢に金払ってたのがバカみてぇ。。
だってヤる度に金くれんだもんヽ(´ー`)ノ
ぶっちゃけ風俗は卒業ッス(´ー`)y─┛~~

http://darani9pi.net/raku/P9iPGeze
祖千ン
2008/07/19 20:31
オナ見だけの予定だったけど、ちゃっかり最後までフィニッシュwwww
だって下のお口がツユダクだったんだから挿れるしかないっしょヽ(゜∀゜)ノ
指マ&栗攻め→イラ魔チォ→騎乗→ナカ出シ
の黄金パターンでガッツリ楽しんできますたぁぁあぁヽ(´ー`)ノ

http://c-melon.net/ameban/hIuhDcg8
虎とら
2008/09/06 04:26

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