シーシュポスの勝利

アクセスカウンタ

zoom RSS ボイスドラマ試案

<<   作成日時 : 2007/11/25 18:51   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

/*****
ボイスドラマ用脚本試案
『TCG フリードリヒ・ローゼンベルクVSティム・ジョーンズ』
/*****

人物名略称表
フリードリヒ・ローゼンベルク→F
ティム・ジョーンズ→T
バイビブロス→B
以上。

*****/

発端
B「私はキュトスの姉妹bU8バイブロスだ。フリードリヒ・ローゼンベルク殿、あなたを星見の塔で行われるトーナメントに招きたい」
F「ぼくは放火の嫌疑で留置所にぶち込まれていたのだが、突然、何もないところから1人の女が現れてそういった。むちゃくちゃな弁舌だった。キュトスの姉妹といえばおとぎ話に出てくる魔女のことだ。しかもなにやら傭兵や異能者や魔法使いが血で血を争う勝ち抜き戦に出ろと言ってきた。そんな話はお断りだ」
B「優勝者には何か言えないけれども、すばらしいものが与えられる。それに参加してくれるだけで無実にしてあげよう」
F「ここから出るのがいやなんだよ」
B「どうして?フリードリヒ、あなたは放火なんかしてない。けれども自然発火能力を持つがゆえに無実の罪で投獄される」
F「無実の罪で投獄か。罪は犯したよ。はあの放火現場に出くわしたとき、燃える炎に美しさを、悲鳴に甘美さを感じたんだ。今でも胸がうずくよ。またあの喜びを味わいたい。でもそんなことしてはいけないんだ。でも自分を押さえられないからぼくは刑務所という誰にも迷惑をかけられない場所へいく」
B「そんなに自分を悪く考える必要ない。だってあなたはまだ何もしてないから。それにあなたの力を必要とする人がいるかもしれない。だから本質を安易に決めつけちゃだめだ。でないと間違った結果を招くよ。フリードリヒ、私はあなたにあなたを試す機会を与えられる」
F「トーナメントで戦えということか」
B「そうだ。あなたのような特殊な人々が集って競い合うものだ。きっとあなたは新しい自分を発見するはずだ。絶望するにはまだ早い」
F「いいだろう。もっともだ。ぼくは戦う」


戦闘
T「火神ピュクティエトの供物としてくれよう! くらえ必殺、サクリファイヤー!」
F「試合開始の号砲が鳴り響くと同時に対戦者の男ティム・ジョーンズの手元から2つの炎の塊が現れて爆発した。闘技場は大揺れし、炎に包まれた。対するぼくは自然発火能力を発動して両腕に炎を絡める。そして右腕の剣でティムの爆炎をなぎ払って打ち消し、左腕から火の弾を投げ放つ。着弾と同時にティムの身体が炎に包まれた」
T「ふっははははは。身体が焦げていく。何という炎だ。素晴らしい。もっともっとおれに浴びせてみろ。おれを焼き尽くすんだ。返礼におまえも消し炭にしてくれるわ。おっとお前の顔と名前はどこかで聞いたぞ。そうか、お前はこのあいだおれの代わりに放火魔として逮捕された男だな。お前もまた自然発火能力者だったのか」
F「なんだと。あの事件の犯人はあんたなのか。終わったら警察へ突きだしてやる。覚悟しろ」
T「すげないことをいうなよ。自然発火能力者同士、仲良く放火して回ろうじゃないか。どんなにお前があがこうとも火炎を操る快感から逃げられやしない。紅蓮の炎で女子供を焼き尽くし、その悲鳴その臭いに魅入られたことを告白するんだ」
F「ふざけるな。あんたは狂っている。ぼくはまだ狂っていない」
T「親友よ、私を狂っているというのか。お前は正気だというのか。ならば、お前の正気を示してみろ」
F「ティムの手元に炎の塊が現れる。また爆発を起こすつもりだ。だが、やらせない。自然発火能力によって青い炎がぼくの両腕を絡める」
T「親友よ、フリードリヒ・ローゼンベルクよ。お前の炎は遅いぞ」
F「ティムは2つめの炎を呼び出す。爆発の前兆だ。まずい。ぼくは左腕の炎を背後で爆発させる。爆発の威力でぼくは飛び、剣を突き出す。目の前が真っ白になる。遅いぞ、ティム・ジョーンズ!」

敗者復活戦へ
B「再び起こった爆発で闘技場が揺れた。炎と粉塵が収まると立ち尽くす人影が見え、試合終了を示す号砲が鳴った。同時に勝者ティム・ジョーンズは右腕を空へ突き出す。この腕は焼けこげ、肘から先が失われていた。」
B「ティム・ジョーンズの去ったあと私は余熱の残る闘技場へ降りる。倒れ伏すフリードリヒに近づくと彼はうめき声をあげた」
F「ぼくは、自分を示すんだ。見たか、これがぼくだ。あれ、参ったな、負けてしまったのかな」
B「その通り。よく生きていられたね。とっさに炎を防いだの?」
F「わからない。相打ち覚悟で突っ込んだから。ティムを否定したくてたまらなかった。そうだ、ティムはどうしているんだ?」
B「2回戦への出場が決定した。今は医務室で手当を受けているはずよ。あなたのせいで片腕を無くしたから」
F「死ぬ気で戦って腕一本か。ぼくはその程度か」
B「敗者復活戦がある。まだあなたが自分を示すチャンスはあるよ。出る?」
F「もちろんだ」
B「意外。もう懲り懲りかとおもった」
F「実はティムの言い分は半分当たっていたんだ。あいつの言ったとおり炎を行使するのは快楽だ。けれどもぼくは女子供を焼き尽くしたくない。敗者復活戦にエントリーしてくれ。ぼくは自分が何者なのかわからない。もっとぼくはぼく自身を知りたい」

end

/*****
作成者後書き。

スロウリィさんの記述をもとに大幅にリメイクしてみました。
登場人物など名前が同じだけで影も形もありません。
フリードリヒの一人称が「私」から「ぼく」に変更しました。これはティムとの対比のためですが、フリードリヒのイラストは30代くらいの男性なので、違和感があります。このテキストのフリードリヒはまるで少年か青年のようです。
ティムとバイビブロスのしゃべり方ですが、本当は癖を写したかったです。しかし真似するだけの技量がありませんでした。残念です。
ボイスドラマなので発声しなくてはなりませんが、やりやすいかどうかわかりません。自覚ありませんが、時折非常に言い辛いセンテンスがあるかも。
このような方式、一人称の対話方式というのでしょうか、これをやった理由はナレーターにかかる負担を省くためでした。非常にナレーターへの演技の要求が高いとおもわれたので対処してみたのですが、この方式をつかえば、出演者が全員均等に高い要求を受けるようになってしまったかもしれません。
それとこの脚本ですが、使用されなくても構いません。使ってもらえたら嬉し恥ずかしですが、作った意図の第1番のものは「練習になるかも」で第2番が「おもしろそう」で第3番「俺設定のフリードリヒを書いてみたかった」です。というわけで興味なければポイして下さい。

/*****

参考テキスト
ファイアマインドの住み処
http://flicker.g.hatena.ne.jp/Niv-Mizzet/
ゆらぎBBS うたばんスレッドにおけるスロウリィさんの記述から。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1163424136/l50
sillatさんの記述から。
http://flicker.g.hatena.ne.jp/sillat/20071120
罠トルソーの記述から。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1170432123/l50

*****/
ゆらぎの神話についてこちらをご覧下さい。
http://bothhands.at.webry.info/200704/article_6.html
この企画の遊び方についてはこちらをご覧下さい。
http://bothhands.at.webry.info/200704/article_7.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ボイスドラマ試案 シーシュポスの勝利/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる